カテゴリー: Covia

  • Covia FLEAZ F4s (2)テザリング編

    Covia FLEAZ F4s (2)テザリング編

    平成26年12月11日(木)

    12月10日(水)に発売したばかりのCovia FLEAZ F4s。
    少しいじってみた。

     コヴィアは新横浜の企業である。どうにか使ってあげたいと思う、というのはどうでもいい話なのだが、実売1万円程度の安価なSIMフリースマートフォンの使い勝手を検証してみた。

    ■RAM容量

    スペックに記載されているとおり、記憶領域は4GBのみだ。
    初期状態ではストレージの空き容量は2.33GBと表示されている。
    アプリをSDカードに移動することができるが、ストレージをぎりぎりまで使用するような使い方をするのであれば性能的に厳しいこの機種を使うより、もう1万程度出して上位機種のF5やHuawei(ファーウェイ)製のスマートフォンを買う方が良いと思う。


    ■Bluetoothテザリング

     LTEがかなり普及してきた現在、3G通信しかできないFLEAZ F4sは時代遅れの感がある。では3GとLTEにおいて最も異なるのは初動の体感速度だ。そのためメールやLINE、画像の少ないニュースサイト等を使用すると結構な違いを感じることもある。
     だが、MVNOの格安SIMカードを使う場合はそもそもたいした速度は出ないし、都心の混雑時間帯ではau、docomo、SoftBank等のキャリア契約でももたつきを感じる。

     IIJ、BIGLOBE、OCNなどMVNOの格安SIMを使って大容量のデータ通信をするのであれば、LTE・3Gの違いはそこまで意識することはないように思う。FLEAZ F4sはAndroid標準のテザリング機能を使うことで、ルーターの代替になる。後ほど操作方法を記載する。

    テザリングとは

     この機種はBluetoothテザリングを行うことが可能である。Wi-Fiテザリングを行うことも可能なのだが、公式サイトではBluetoothテザリングをアピールしている。おそらくバッテリー容量を考えると、より省電力であるBluetoothテザリングの方が都合がいいのだろう。
     テザリングとは、スマートフォン等を他の機器がネットワークを利用する際のアクセスポイントとして使用するための機能である。つまりスマホをルーターの代わりにするための機能だ。
     テザリングにはWi-FiとBluetoothの2つの方法がある。

    Wi-Fiテザリング

    ・Wi-Fiに対応している機種なら接続可能
    ・消費電力が大きい
    ・(Bluetoothと比べて)速度が速い

    Bluetoothテザリング

    ・低消費電力
    ・速度が遅い
    ・子機になる機種によっては非対応

     速度に関しては、最大で1.5Mbps程度しか出ない。FOMAハイスピード(HSDPA)に対応した端末であれば、3G通信でも受信時には理論値で最大14Mbpsの通信が行うことができるが、Bluetoothテザリング時にはその恩恵を受けることができないことを意味する。しかしMVNOの格安SIMカードはそもそも高速通信時でも数Mbpsしかでなかったり、低速通信に至っては200kbps程度のSIMも多いので、気にならないとはいえる。なおBluetooth4.2では速度が改善するらしいが、まだ出来たばかりの規格なので恐らくこの機種には無縁の話だと思われれる。
     速度以上に問題であるのは、Bluetoothテザリングは、クライアント端末(子機、つまりSIMが刺さっていないほうのスマートフォン、タブレット等)もBluetoothテザリングに対応している必要がある。iPadやiPod Touch、MacBookでは使用可能らしいが、私の所有するASUS Vivotab Note8は対応、ASUS MeMO Pad HD7はBluetoothの機能自体はあるものの非対応だった。


    スポンサードリンク


    設定方法

    1 「設定」をタップ

    2 「無線とネットワーク」の「その他」をタップ

    3 「テザリングとポータブルアクセスポイント」をタップ
    4 ここからWi-FiとBluetoothでテザリングの仕方が異なる。


    Wi-Fiテザリング


     [設定][無線とネットワーク][その他…][テザリングとポータブルアクセスポイント][ポータブルWi-Fiアクセスポイント]にチェックを入れる。
    パスワードを求められるので入力。パスワードは[Wi-Fiアクセスポイントをセットアップ]という項目で確認・変更できる。

    「テザリングとポータブルアクセスポイントをセットアップ」を
    タップするとパスワードを確認することができる。


    Bluetoothテザリング(Windows8.1の場合)

    こちらはかなり手間取った。

     今回はWindows8.1(32bit)を搭載したタブレットASUS Vivotab Note8を使用した。

     なお、スクリーンショット中に表示されている時間が前後しているが、これはあとでスクリーンショットを取り直した都合によるものなので気にしないで頂きたい。

    親機と子機のペアリング


    インジケーター(タスクバーの右端のアイコン群)にある
    アンテナのマーク(Wi-Fiのアイコン)をタップ。

    Wi-Fiをオフにする。
    チャームを呼び出す。
    右下の「PC 設定の変更」をタップ
    「テザリングとポータブルアクセスポイント」の
    「Bluetoothテザリング」にチェックを入れる。
    「PC設定」から「Bluetooth」をタップ。
    Bluetoothをオンにする。
    すると近くにあるBluetooth機器を探し始める。
    右上の表示をタップ
    FLEAZ F4sと同じ数字が表示されたのを確認して「はい」を選択。
    同じく数字を確認して「ペアを設定する」をタップ。
    数字は都度ランダムで変わる。
    ペアリングが行われるのを待つ。

    ペアリング完了。

    テザリングの設定 

    左下のWindowsマークを右クリックして、
    あるいはチャームを呼び出し
    「設定」から「コントロールパネル」を選択する。
    コントロールパネル内の「ハードウェアとサウンド」から
    「デバイスとプリンターの表示」を選択する。

    「デバイス」のところに「CP-F40s」(FLEAZ F4sの型番)と表示されているので
    右クリックする。
    「接続方法」をタップ。
    すると、「アクセスポイント」と表示される場合と
    「直接接続」と表示される場合がある。

    「アクセスポイント」の場合はその表示をタップすればBluetoothテザリングができるようになる。

    一方「直接接続」と表示された場合は一端再起動を行う。


    これでネットワークに接続できる。
    (環境によるとしか云いようがないので、できなければごめんなさい。)

    スポンサードリンク


    Covia FLEAZ F4s (1)開封編
    Covia FLEAZ F4s (2)テザリング編

  • Covia FLEAZ F4s (1)開封編

    Covia FLEAZ F4s (1)開封編

    平成26年12月10日(水)

    本日発売のCovia FLEAZ F4s


    ■Coviaとは

     社名は株式会社コヴィア。新横浜に本社を置くIP電話や情報通信関連の企業。平成13年創業の企業のようだ。日本のPC関連機器の開発・販売をしていた企業と、台湾のIT企業でUNIXベースのソフトウェアを開発・販売していた企業が合併してできた会社らしい。 COVENTIVE INFORMATION APPLIANCEの略だそうだが、 COVENTIVE自体が造語で、 CORPORATEとINNOVATEの意だそうだ。

     私の住む神奈川の企業である。ので、ささやかながら応援できればと思う。コヴィアがあるのは我らが川崎市の永遠のライバルである横浜なんだけどね!

    ■FLEAZ F4sのスペック

    OS Android 4.4
    プロセッサ クアッドコアプロセッサ 1.2GHz
    メモリ RAM: 512MB Flash ROM: 4GB
    画面 4インチ / WVGA(480×800)IPS液晶
    カメラ
        メインカメラ:200万画素 フロントカメラ:30万画素
    ネットワーク
        3G データ通信
          W-CDMA (2100/800MHz)
          GSM(850/900/1800/1900MHz)
    サイズ (高さ)124mm×(幅)64.5mm×(奥行)9.2㎜
    重さ 約106g

    インターフェース
    カードスロット microSD カード×1(SDHC 対応)
    3G SIMスロット
        (デュアルSIMスロット仕様)
        標準SIM スロット×1
        micro SIM スロット×1
    無線LAN 2.4GHz IEEE802.11 b/g/n 準拠
    Bluetooth Bluetooth version 4.0
    microUSB端子×1
    ヘッドフォン端子
    イヤホンマイク端子×1(3.5mm ミニジャック)
    GPS
    A-GPS対応
    電池 リチウムイオン 電池パック 1350mAh


    以上、公式サイトから引用 

    ■スペックについて

     FLEAZ F4sはイオンで販売されているgeanee FXC-5AとROM・RAMの容量等が同じである。以前geanee FXC-5Aを使った時には、メモリのROMが512MBしかなくても、ゲームなどの重たいアプリを使わず、LINEやTwitterを使うくらいなら特に不満は感じなかった。この機種でもそうであることを期待したい。

    良いところ

    FOMAプラスエリアに対応
     田舎でも安心して使える。私の生活エリアは所謂神奈川都民で、日中は都内に居ることが多いのでFOMAプラスエリア対応がどれくらい有効なのかは正直なところ判断しかねる。

    良くないところ

    バッテリーが不安
     公式サイトではBluetoothテザリングができることをアピールしていたが、電池の持ち具合が多少不安である。FLEAZ F4sはバッテリーパックの取り外しができる。また別売のバッテリーを購入すれば、万が一電池が切れてしまっても交換ができる。しかし外出時はモバイルバッテリーを持つ方が他の電子機器を充電できるので実用的だろう。

    カメラの性能
     こればかりは仕方が無いだろう。むしろ800万画素のカメラであっても、機種によって全く性能が異なるので、過度な期待を抱かずに済むかもしれない。しかしカメラ代わりに使うのは厳しいと思われる。スマートフォンで撮影すると画面上では綺麗に写っているようにみえるが、PC上で見たりプリントしたりしようとするとがっくりさせられることが本当に多い。原因の5割くらいはピントが合っていないなど撮影の仕方に問題があるのだが、それでも残りの5割はカメラの性能だ。

    スポンサードリンク
     届いたばかりのCovia FLEAZ F4s。ご本尊を拝むべく丁寧に開封してみた。

    Amazonの箱はかなり大きかった。

    真ん中に佇む彼が本日の主役

    コンパクトだ。

    裏面

    左からgeanee FXC-5A・freetel XM・FLEAZ F4sの外箱。

    蓋を取ったところ。

    iPhone5cにどことなく似ている。

    iPhone4sと比較したところ。

    付属物

    液晶保護シートも付属する。

    一枚のみ。

    頑張った。しかしうまくいかず。無念。
    シートは若干サイズが大きすぎる気がするのだが…

    裏蓋。これを外すのに20分くらい掛かった。
    バッテリーを交換するより、モバイルブースターの方がいいと思う。

    内部

    SIMカードは横向きに入れる。

    デュアルSIMスロットを試そうとしてSIMを2枚入れてみた。
    しかしアダプタが分厚すぎるのか標準SIMのスロットは奥まで入らなかった。



    スポンサードリンク



    Covia FLEAZ F4s (1)開封編
    Covia FLEAZ F4s (2)テザリング編