あっという間に半年が過ぎた
平成26年6月10日(火)
BIGLOBE LTE・3Gを使い始めて半年が経過した。
うち4ヶ月はOCNモバイルONEも併用している。
この間知人や家族にもMVNOのSIMを薦めた。
家族やパートナーとの連絡は大概Viberを使用しているが、私の使っている低速SIMでも問題なく通話できる。
SkypeやLINEといった他のVoIPでも不都合はない。
VoIP
パケット通信による音声通話技術。PC時代からあるSkypeが有名だが、LINEやcomm、カカオトーク、楽天が買収したViberや最近ではFacebookメッセンジャーなど多種多様なサービスがある。
私のSIMはモバイルルータに刺してあるため、外出時スマートフォンではなくPCでもネットを使うことがある。もっとも条件付きで高速通信が使えるMVNOのSIM当たり前となった現在では、私がメインで使用しているBIGLOBE LTE・3G ライトSSプラン(既に受付終了)では若干もたつきが感じられるものの、月額1000円程度で外出時にネットが使えるというのは実に便利だ。
MVNOを使い始めたころの記事
毎月3000円も節約
BIGLOBE LTE・3Gに切り替えるまではauのiPhone4sをパケット定額で利用していた。自宅の光回線もKDDIを利用しているためスマートバリューが適用されていたが、それでも月5000円程度の出費が嵩んでいた。MVNOの通信費はだいたい月額1000円程度だ。現在auの回線はiPhone4sからガラケーに機種変更したため月々の支払いは917円。ガラケーとSIMの入っていないiPhone4s、LTEのモバイルルータを持ち歩いている。
持ち物は若干増えてしまった。しかし月々の支払いは2000円以下となり、毎月約3000円、一年に換算すると約36000円もの節約になっている。
最近では発信可能なSIMがいくつも販売されているため2台、3台と持ちたくない場合はそちらを利用するといいだろう。私の場合は固定電話と家族の携帯電話がKDDIであったためauケータイとデータ通信用スマートフォンとの2台持ちを選択した。
auのガラケーはプランSSシンプルを利用しているが、家族間通話無料に加えて月額使用料に無料通話1000円分が含まれている。友人にはViberやLINEで通話し、電話回線による通話をを業務で使わなければ十分に足りるだろう。また、G-Callのようなサービスをうまく使って無料通話を超えた分は10円/30秒にすればよい。
もちろん個人事業主のような人であれば携帯の2台持ちなぞせずに、IIJ(含むexcite、hi-ho)等の通話可能なSIMにG-Callでもよいと思う。
少しの工夫で年間30000円以上の節約になるのであれば、これはもうMVNOを使わない手はないと思うのだ。
使い続けて感じたこと
もちろん節約したからといって普段の生活に支障が出るのでは全く意味がない。
キャリアからMVNOのSIMに変えてメリット・デメリットと感じたこともいくつかあるのでそれを承知して欲しい。
複数台の端末を持つこと
通話機能付きSIMを選ばなかった場合はほぼ必然的に2台持ちになってしまう。また、私のように直接SIMを刺すことができない端末を使う場合は3台持ちになる。
メリット
- 片方がバッテリー切れになってももう片方が使用できる
いいかえれば、片方を忘れてきても片方で連絡が取れるということである。SMARTalkや050plusといった有料IP電話サービスを使えばデータ通信端末のみでも電話番号に向けて発信できるのだ。
従来型携帯電話の連続待機時間はスマートフォンのそれとは異次元のレベルである。あまり通話をしない人であれば2週間くらいは平気で持つ。
私のようにスマートフォンに直接SIMを差すのではなくモバイルルータを利用しているのであれば、別の端末も簡単にネットが利用できるのだ。freetelのようなテザリング可能なSIMフリー機種であれば当然ルータは必要ない。
デメリット
メリットとして片方が使えない際にはもう片方が使えることを指摘したが、そもそもどちらかを忘れてしまうこと自体が非常に増えるのは否めないように思う。特に殆ど電話をしない人はガラケーを充電すると充電したまま置き忘れてきてしまうことも少なくないと思われる。私だけかもしれないが・・・
2台持ちにする以上、1台の時より重たく、嵩張るのはどうしようもない。軽装の時には週の乳母に困ることもあるかもしれない。ポケットに財布とケータイだけを入れて街を歩くような人には2台持ちは少々辛いものがあるだろう。
私が困るのはジョギングするときだ。ジョギング時には当然ガラケーを置いていく。ジョギングしながら通話することはないからだ。しかしスマートフォンはGPSを使ってログを残したので持って行きたいのだ。だが私のiPhone4sはSIMが入っておらず、ルータをお供させなければならない。これは以外にも3台持ちでもっとも不便に感じていることである。
いざというときに「遅い」と感じることも(デメリット)
MVNOのSIMを使っていて普段FacebookやTwitter、ブラウザでサイト閲覧をしたりするくらいでは極端な不満を抱くことは少ないし、Googleマップを使ったりする分にもそれほど困るといったことはない。そういうものだと割り切れば良いのだから。だが、自分のスマートフォンを人に見せたり、データのやりとりをするときにはやっぱり遅いと感じる。例えばマクドでクーポンを店員さんに見せるとき。普段あまりマクドに行くことがなかったので気づかなかったが、先日友人と行ったときに256knpsの遅さを改めて感じた。
※1Mbps程度あればそう遅いと思うことはないのでIIJのようにクーポンのオン・オフができるならオンに、BIGLOBEやOCNでも高速通信の状態で使えば何ら問題はないと思う。
キャリアメールが使えない
メリット
世の中にはフリーのアドレスがたくさんあるのに月額使用料を払い続けているキャリアメール。知り合い全員に送るのが億劫だったりあまり関わりたくない人にも送らなくてはいけなかったりで、迷惑メールが増えたのでアドレスを変更したくてもなかなかできなかった人も多いのではないだろうか。MVNOへの移行は、そんなキャリアメールから自分を解放するまたとない機会なのかもしれない。
デメリット
- キャリアメールアドレス登録が必須のサービスを使うとき
一方でアカウント登録にキャリアメールアドレスの登録を求めるウェブサイトは少なくない。そのため登録時に困ることがたまにある。最近遭遇したものでは、じぶん銀行の口座を作るときにキャリアメールの登録が必須だった(Gmailでも登録可能だったので救われたが。)